初心者から上級者まで苦手意識を持った人が多いバックハンド。
ただプロ選手や、テニスコーチの中には、フォアハンドよりバックハンドの方が安定するという人も多くいます。

実は、バックハンドはコツを掴めば非常に安定したショットになり、あなたの強い味方になります。

今回は、錦織圭のバックハンドを参考に、両手バックバンドをレッスンいたします。

テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーに、「錦織圭のバックハンドが欲しい」とまで言わせるほどのバックハンドは、まさに世界のトップクラスと言えるでしょう。

バックハンドに苦手意識を持っている方、もつ1つレベルアップしたい方はぜひ参考にしてみてください。

本記事は右利きの人を対象に記事を書いていますので、左利きの人は左右を入れ替えて解釈してください。

バックハンドは錦織圭をお手本にしよう!

グリップはどうやって握るの?


まずはじめに両手バックハンドのグリップについて解説いたします。

両手バックハンドのグリップは、主に以下の3パターンになります。
厳密に言いますと、若干の角度の違いやグリップを握る場所の違いはあります。

両手バックハンドの主なグリップパターン
  • 右手、両手ともにコンチネンタルグリップ
  • 右手コンチネンタルグリップ、左手イースタングリップ
  • 右手イースタングリップ、左手ウエスタングリップ

グリップの握り方については、全日本タイトルを獲った経験を持つ、石井プロがバックハンドの動画で解説しています。
石井プロのオススメは、右手コンチネンタルグリップ、左手イースタングリップです。
私も同意です、このグリップが最も力が入りやすく、厚く当てやすいと思います。

両手打ちバックハンドのグリップ





グリップの握り方についての解説は、こちらの記事を読んでみてください。
硬式テニスのグリップの握り方を解説します!基本をおさえ、あなたの握りを見つけましょう!

打点は、どこで打つのがいいの?


両手バックハンドの打点は体の前でボールをとらえるようにしましょう。
自分の力が最も入りやすいポイントでヒットするように心がけてください。

力が入る場所を見つけるために、一度バックハンド側の手で、壁を押してみてください。
手の位置が後ろ過ぎても前過ぎても力が入りづらく、自分の一番力の入るポイントが分かると思います。

錦織選手のバックハンドを見ると、ボールをギリギリまで引きつけて、体の前でボールをとらえているのが分かります。
また打点が高い位置になればなるほど、打点も前になります。



バックハンドでスピンをかけるコツは?


バックハンドは、左手のフォアハンドと考えてください。
フォアハンドでボールにスピンをかける感覚が身についてる人は、利き手と逆の手でフォアハンドを打つイメージでボールを打つことを意識してください。
初めはしっくりこないかもしれませんが、バックハンドは、利き手とは逆の手のフォアハンドということを意識して練習するだけで、成長のスピードが全く違ってきます。

まずはショートラリーでしっかりと回転をかける感覚を身につければ、ロングラリーでも応用できるようになります。
左手でラケットを持って、左手だけでトップスピンをかけてショートラリーができるようになれば、両手バックハンドでのスピンのかけ方はマスターしやすくなります。

ラファエル・ナダルプロの動画をみてください。
左利きのナダルですが、右手のフォアで、かなりスピードのあるスピンボールを打っています。
まさにバックハンド側でフォアハンドを打っています。

錦織圭のバックハンドスローモーション動画



パワフルなバックハンドを打つコツは「重いものを遠くに投げる」ように打とう!


私がこれまでに両手バックハンドのコーチングを受けた中で最もしっくりきたアドバイスが
「重いものを遠くに投げる」ように打つというアドバイスです。

重いものを遠く投げるためには、しっかりと膝を曲げ、力が最も伝わる場所で重いものを投げなくてはいけません。

このコツは両手バックハンドにも活かせます。

両手バックハンドを、どのようなフォームでどの打点で打つのがベストかわからなくなってきた方は、
「重いものを遠くに投げる」ように打つということを思い出してください。

ボールへの力の伝え方がイメージしやすくなります。

錦織圭プロのバックハンドのスーパープレーでイメージトレーニング!

ここからは錦織圭プロのバックハンドのスーパープレーを紹介します。

フェデラー相手に決めた片手でのバックハンドのパッシングショット


錦織がフェデラー相手に決めた片手バックハンドのパッシングショットです。
スライスショットで抜いています。



ダニエル・ヤング相手に決めたパッシングショット


完全に追い込まれた状態を1発でひっくり返してますね。
こんなバックハンドを打たれたら、なかなかネットに詰めづらくなります。
コートの端まで走らされ、打点も低い位置で打たされていますが、しっかりとスピンをかけダウンザラインに決めていますね。
まさにバックハンドの天才です。



まとめ


やはり世界で戦える錦織選手のバックハンドはすごいですね。
安定感があり、プレースメントがうまく、鋭いショットを打ちます。

あんなバックハンドが打てれば、ラリーをする相手としてはプレッシャーを感じるのは間違いありません。

目指せ錦織のバックハンドですね!

それでは良いテニスライフを!

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