テニスにおいて、筋力や持久力と同じくらい重要な能力があります。
それが反射神経と動体視力です。
プロ選手の世界では、時速200kmのサーブに瞬時に反応してリターンします。
わずか100インチほどラケットフェイスに、200kmのボールを合わせなくてはいけません。
リターン以外でも、通常のラリー戦や、ネットに詰めたときのボレーにおいても、飛んでくるボールにすぐさま反応し、返球する必要があります。
反射神経が高く、動体視力が良い選手は、当然ボールへの反応が良く、パッシングやサービスエースも決められづらくなります。
では、どうやったら反射神経や動体視力は鍛えられるのでしょうか?
本記事では、反射神経と動体視力を鍛えることによって得られるメリット、また鍛える方法をご紹介いたします。
反射神経、動体視力を鍛えて、ライバルに勝ちたい方はぜひ参考にしてみてください。
反射神経、動体視力を鍛えればテニスが強くなる!
反射神経と動体視力の違いとは?
反射神経とは?
実際には、「反射神経」という言葉は存在しません。「反射神経」という言葉は造語になります。
一般的な定義としては、動いているものに対して反応する速度、能力のことをさします。
動体視力とは?
目および対象物が静止している場合の視力を静止視力と呼ぶ。これに対して動いている物体を視線を外さずに持続して識別する能力を動体視力と呼ぶ。動体視力には横方向の動きを識別するDVA動体視力と、前後方向の動きを識別するKVA動体視力がある。球技に関する能力の多くは動体視力と密接な関係があると言われ、訓練により動体視力は向上する。動体視力と静止視力は全く別のものと考えられており、静止視力が高くても動体視力が高いとは限らない。
出典:wikipedia
端的に言うと、健康診断で行う「止まっているものを正確に認識する能力」を静止視力といい。
「動いているものを正確に認識する能力」を動体視力といいます。
反射神経、動体視力が高いと、テニスでどんなメリットがあるの?
反射神経が高いことによって得られるメリット
サーブなどのスピードボールなどに対しての反応が良くなる
相手選手のボールがラケットから離れた瞬間に、ボールがどの方向に飛んでくるか察知し、動き出しが早くなります。
打点に早く到達できるため、ボールに追いつかないなど、ノータッチエースを取られるリスクが軽減します。
パッシングショットへの反応が良くなる
シングルスでもダブルスでもネットに詰めた際に、相手選手にパッシングをショットを打たれても、反応速度が高ければ高いほど
パッシングを抜かれるリスクが軽減します。
動体視力が良いことによって得られるメリット
球種、ボールの回転が読みやすくなる
相手選手の打ってきたボールの回転量や軌道など、動体視力が高ければ高いほど、ボールから得られる情報力が多いため、適切な処理ができるようになります。
回転量が多いのか少ないのか、止まるスライスなのか、滑るスライスかなど、判断がしやすくなります。
ラケットワークの角度やスピードからコースを読みやすくなる
球種だけでなく、打球時のラケットの角度やスイングスピードから打球のコースや自分のコートへの到達速度を予測しやすくなります。
どのコースに、どの球種が飛んでくるのか早めに察知することができます。
反射神経、動体視力を活かしたスーパープレー動画
世界のトッププロともなれば、反射神経、動体視力もとんでもないレベルになります。反射神経、動体視力を高さが現れたプレーが見れる動画をご紹介します。
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反射神経、動体視力ってどうやって鍛えるの?
反射神経を鍛えるトレーニング方法
非常に簡単に反射神経が向上するトレーニング方法があります。
テニスのスピリットステップに近い動きになります。
日頃のトレーニングだけでなく、試合前などのウォーミングアップに取り入れてみることをおすすめします。
動体視力を鍛えるトレーニング方法
こちらも非常に簡単なトレーニングになります。
簡単ですが、毎日継続して行うことで、動体視力が鍛えられます。
視点を切り替えて、対象物に焦点を合わすことを繰り返すことで、視線が切り替わった際にも対象物に対して、ピントが合うスピードが鍛えられます。
反射神経、動体視力についてのまとめ
フィジカルや、メンタルは注目されますが、反射神経や動体視力については、一般のプレーヤーの方は、あまり気にしていないように思えます。
ただ、フィジカル、メンタル同様に、非常に大切な能力ですので、意識的にトレーニングすることをおすすめします。
目の疲労感も、動体視力には確実に影響しますので、試合の前日はたっぷり睡眠をとって目を休めるようにしてください!
それでは、良いテニスライフを!
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