テニスの強さに握力は関係あるのか?という疑問を持っている方も多いと思います。
私はテニスにおいて握力はあった方が有利だと考えています。
こちらのページではテニスにおいて握力があった方が良い理由。また握力を効率的に鍛える方法を解説しています。
テニスにおいて握力があるメリットを知りたい方、握力を鍛えようと思っている方は、是非参考にしてみてください!
テニスと握力の関係とは?どんなプレーに影響するの?
サーブ、ストローク、ボレー全てに影響する
握力は、ラケット面とボールが接触する瞬間に、ラケット面を安定させるために必要な筋力です。
すなわちサーブ、ストローク、ボレー、全てのプレーにおいて握力が強い方がより安定したプレーができるようになると考えます。
握力が強い方が有利な理由
テニスをある程度経験している方なら分かるかと思いますが、テニスはインパクトの瞬間まではある程度脱力しインパクトの瞬間にグリップを強く握ることが基本となっています。
そのインパクトの瞬間に面を安定させるためには、より強い握力が必要になります。
極端な例を出しますが、握力が10kgしかない選手が200kg近いサーブを返球することができると思いますか?
できませんよね。
どれだけスイートスポットでクリーンヒットしたとしてもラケットごと弾かれてしまうことでしょう。
テイクバックからインパクトの瞬間まで常にMAXの握力で握るプロ選手はいません。
しかし、相手のボールの威力が強ければ強いほどインパクトの瞬間は、より強い力でグリップを握り、面を安定させることが重要になります。
テニスにとって握力を鍛えるメリット
大きく2つのメリットがあります。面が安定することでコントロール性が上がる
先述したように、インパクトの瞬間に面が安定することで、ボールの勢いに負けず、打ち負けなくなり、コントロール性能が上がります。サーブでも、自分のスイングスピードが早くなればなるほど、インパクトの瞬間に面を安定させることが、ボールにパワーを伝えるために重要になります。
ボレー、ストロークでは、相手のボールの回転量が多く、スピードが早ければ早いほどインパクトの瞬間に面がぶれやすくなります。
インパクトの瞬間というのは、実はかなり面がブレるんです。
そこで重要なのが握力です。
グリップをしっかりと握ることで、面ブレを最小限に抑え、安定したヒッティングができるようになります。
試合終盤でも安定感を保てる
試合前半より後半になるとミスが増えてしまったという方も多いと思います。試合終盤になると握力は落ちてきます。
握力を鍛え、握力を持続することで、コントロール性能を維持することができます。
試合終盤になると、ミスが増えてしまうという方は、是非握力トレーニングを継続してみてください。
ミスが減少していることに気づくはずです。
大前提はスイートスポット付近でとらえること
握力が強ければ、面の安定感が増し、コントロール性が向上するのは確かですが、ちゃんとボールをスイートスポット付近で捉えることができることが大前提となります。
フレームショットになってしまっては、握力もへったくれもありません。
スイートスポット、またはスイートスポット付近でボールを捉えることができるようになった際に、握力が活きてきます。
握力が強い=テニスが強いではない
もちろん握力が強い=テニスが強いというわけではありません。しかし、握力が強い方が、テニスにおいては有利であることは間違いありません。
握力を鍛えて、鍛える前と比較してプレーの安定感やボールコントロールなどがどう変化するか試してみてください。
レベルが一つ上がることを実感してもらえると思います。
私が顕著に感じたのは、ボレーの安定感です。
狙ったところから少しコントロールがずれてしまうことが多かったのですが、握力を鍛えることで格段にボレーのコントロール力がアップしました。
プロ選手の握力ってどれくらいなの?
実際にオフィシャルな情報が公表されていないので、プロ選手がどの程度の握力なのかは正確には分かりません。しかし、世界のトッププロのサービスの速度は200kgを超えます。
200kgを超えるサービスを相手コートに打ち返すには、平均以上の握力が必要だろうということは想像できます。
錦織プロは、ネットの掲示板上の情報のため正確性は分かりませんが、75kg以上あるようです。
こちらの動画で、関口周一プロと、鈴木貴男プロが握力について語っています。
関口周一プロは、30kg後半、鈴木貴男プロは両手共に60kgを超えるそうです。
器具を使ったトレーニング方法
器具を使い負荷をかけて鍛えることでより効率的にトレーニングすることが可能です。器具を使用せずにグーパー法などで鍛えることも可能ですが、筋肉は、負荷が高ければ高いほどより強くなりますので、自重でのトレーニングより、器具を使い、より強い負荷をかけるトレーニングをおすすめします。
ハンドグリッパーで鍛える
ハンドグリッパーを握る、閉じるの動作を繰り返し、もう握れないという限界まで動作を繰り返してください。手に力が入らなくなったら、休憩します。この工程を3セット毎日行うと、1ヶ月で握力の数値が向上すると思います。
筋肉は限界まで追い込み、休ませることで強化されます。
分かりやすく紹介している動画ありましたので、紹介します。
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ツイストボールで鍛える!
こちらも考え方は、ハンドグリッパーでの鍛え方と同じです。筋肉は限界を超えて強くなるので、上腕二頭筋が限界になりツイストボールを回転させることが難しくなるまで、回転させてください。
限界がきたら休憩します。
この工程を3セット毎日行うと、1ヶ月で握力の数値が向上すると思います。
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まとめ・総括
テニスにおいてフィジカルは、テニスの質を高めるために非常に重要な要素となります。握力も弱いか強いかでいうなら、強い方がよりプレーの幅も広がり、ポジティブに作用するのは間違い無いです。
走り込みや、腕立て、腹筋、背筋などのトレーニングも重要ですが、日頃のトレーニングに握力トレーニングも加えてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたのテニスがまた一つレベルアップすることを実感してもらえるはずです。
それでは良いテニスライフを!
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