Embed from Getty Images

今回は日本が世界に誇るサーブ&ボレーヤー鈴木貴男が、生ける伝説ロジャー・フェデラーと日本で繰り広げた激戦についてご紹介します。
対戦したのは2006年のジャパン・オープン。
当時フェデラーは、ウィンブルドンを初めとするグランドスラムでも優勝しており、世界ランキングも1位につけ、「負けるフェデラーを見るほうが珍しい」と言えるまさに無双状態でした。

そんな絶好調のフェデラーが、有明で開催されたジャパンオープンに初参戦。
日本中のテニスファンが「あのフェデラーが来日するぞ!」と盛り上がっていました。

当時の日本のエース鈴木貴男はワイルドカードで参戦。
1回戦、2回戦と勝ち進み、なんとベスト4をかけてフェデラーと対戦する事になったのです。

当時ジャパンオープンは、NHKで生放送され、この試合はナイター中継だったので、多くのテニスファンが観戦したと思います。

試合前の大方の予想は当然、フェデラーが圧勝。
鈴木貴男がどれだけ王者に食い下がれるかという予想が大半でした。

しかし大方の予想を覆し、鈴木貴男が6-4でファーストセットを先取!
完全無双状態のフェデラーを相手にこれ以上ないと言えるサービスとネットプレーで押していました。
第2セット、第3セットも激闘が続き、もしかしたら、鈴木貴男が勝つかもと本気で思える試合内容でした。

結果的に、フェデラーがなんとか第2セット、第3セットを取り返し、4-6、7-5、7-6でフェデラーの勝利とはなりましたが、当時のフェデラーに日本人選手が接戦になるのは、奇跡に近い話でしたので、世界中のテニスファンが鈴木貴男という選手の名前を覚えた名勝負になったと思います。

ストロークが主体となっている現代テニスですが、この試合では鈴木貴男が果敢にネットをとり、鮮やかなネットプレーでポイントを重ねる試合は、勝敗以前に試合として非常にエキサイティングでした。

動画はこちら。

【PR】鈴木貴男のサーブ&ボレーの8つの必勝パターンがついに公開されました。
鈴木貴男の TOP GUN TECHNIQUE 08~10【サーブ&ボレー】【CRST04ADF】

スポンサーリンク