高校に入ると、部活動で硬式テニスを選択することができるようになることが多く、高校からソフトテニスと硬式テニスに別れることが多くなります。
私も中学は軟式テニスで全国大会に出場し、高校から硬式テニスにスイッチし、県大会の上位まで勝ち進みました。
同じテニスですが、ソフトテニスと硬式テニスはルールも異なり全く別の競技になります。
当然、ラケットの材質や重さも異なります。
今回は、ソフトテニスのラケットの選び方と、おすすめのラケットをランキング形式でご紹介いたします。
ラケット選びに悩んでいる方、どのラケットが人気があるのか知りたい方は是非参考にしてみてください。
ソフトテニスラケットの選び方
自分に合ったラケットを選ぶとテニスの質が変わる
テニスラケットは、フェイスサイズ、フレームの厚さ、グリップの太さ、重さ、バランスによって、全く異なる性能になります。
細かく追求するとガットの種類やポンド数でも打球感は変化しますが、ベースとなる使用感はラケットによって決まります。
自分と合ったラケットを使用すると、プレー中の違和感やストレスも減り、ミスの減少に繋がります。
ラケットの性質と、自分のプレースタイルや筋力を照合し、自分に最適なラケットを選択しましょう。
自分のプレースタイル
ソフトテニスには、前衛向けのラケットと後衛向けのラケットまたはオールラウンド向けのラケットがあります。
そのため、ラケットを選ぶ前に、まず自分が前衛としてプレーしたいのか後衛としてプレーしたいのか決めるのが一般的になります。
上級者になるとダブル前衛などの戦術もとることがありますが、まず基本的なテクニックを身につけるまでは、前衛なら前衛向き、後衛なら後衛向きのラケットを使用することをおすすめします。
シャフトの形状
ソフトテニスのラケットは、シングルシャフトと、ダブルシャフトの2種類があります。
シングルシャフトの形状
シャフトの部分に空間がなく、グリップからフェイスまでが1本につながった形状のラケットをシングルシャフトと呼びます。シングルシャフトは後衛に適したラケットとして製造されております。
シャフトの部分がダブルシャフトと比較すると細くなり、しなる作りになっています。
ストロークでラケットをスイングした際に、ラケットのしなりの力を利用しやすくなります。
またフェイスサイズも小さめになり、振り抜きも良く、スイートスポットでしっかり捉えた際のボールの飛びも抜群です。
ダブルシャフトと比較すると、オフスポットでの打球が飛びづらい点もあります。
またシャフト部分に空洞がない分、重量も若干重くなり、操作性がダブルシャフトと比較すると低下するため、前衛としてのラケットにはあまりおすすめできません。
ダブルシャフトの形状
シャフト部分が二股に分かれ、シャフト部分に空間ができている形状のラケットをダブルシャフトと呼びます。
ダブルシャフトは前衛のプレーヤー、すなわちネットプレーを主とするプレーヤーに最適なオールラウンドラケットとして製造されています。
シャフトの部分が、空間はあいており二股に分かれていますが、シングルシャフトと比較するとシャフト部分の幅が広くなり、面の安定性が高いです。
シングルシャフトと比較すると、取り回し易く、フェイスサイズも広めに作られているため、即座に反応しないといけないネットプレーに適しています。
またシングルシャフトのようなしなりはありませんが、ダブルシャフトを使用しながら、後衛、前衛の両方のポジションでプレーする選手も最近では増えてきています。
ラケットのフェイスサイズ
平均的なフェイスサイズは、90平方インチになります。
フェイスサイズが小さいほど、スイートスポットでボールを捉えることが難しくなりますが、振り抜きがよくなり、スイングスピードが出しやすくなります。
フェイスサイズが大きいと、スイートスポットもフェイスサイズと比例して大きくなるため、スイートスポットでボールを捉えやすくなります。
ラケットの重量
現在の軟式テニスの平均的な重量は、200g〜280gの製品が多くなっています。
主流となっているのは、235g前後の製品になります。
硬式テニスのラケットと比較すると、500gから1kg近く軽量です。
重たいラケットと軽いラケットの特徴を理解し、自分に合った重量のラケットを選択してください。
重たいラケットの特徴
プレーヤーの筋力がマッチしていれば、スピードボールにも負けず面ブレしずらくなります。
デメリットしては、当然試合の終盤や、ラリーが長引いた際にスタミナの消費が早くなります。
筋肉量やスタミナが不足していると、試合の終盤になるにつれ、ラケットを振り切れなくなり、回転もかからずミスが増える原因になります。
軽いラケットの特徴
重たいラケットと比較し操作性が高くなり、瞬時に反応しなくてはいけないボレーなどにラケットを出し易くなります。
しかし、回転量が多く重たいボールなどを打つ際は、重たいラケットと比較すると押し込まれる感覚を感じ易くなります。
グリップの太さ
ソフトテニスは、グリップの表記がメーカー毎に異なります。
数字が大きいほどグリップの周囲が長くなり、太いグリップになります。
- GOSEN:0、1、2
- ダンロップ:0、1
- YONEX:1、2
- MIZNO:0、1
細いと感じるグリップでプレーした方が、手の感覚をシビアに打球に伝えることができ、コントロール性能はアップしますが、力は入りづらくなります。
太めと感じるグリップでプレーすると、細かいコントロール性能は、細いグリップより難しくなりますが、力が入るため、打ち負けしづらくなります。
ラケットのバランスポイント
トップヘビーのラケットは、重心がラケットの先端にあるので、遠心力を使ったスイングがしやすくなるというメリットがあります。
デメリットしては、テイクバックやボレーなど、俊敏な動作がやりづらく感じる場合があります。
トップライトのラケットは、重心がグリップ側によっていて、操作性が良く、ラケットの取り回しがやりやすくなります。
ラケットの重量とバランスポイントの関係で、スイングのしやすさ、操作性の感じ方が変わります。
実際に、乱打やネットプレーをしてみて、感覚を試すのが、自分に合ったラケットを見つける近道になります。
フレームの厚さ
フレームが厚いほど、ボールが飛ばしやすくなります。
薄いラケットだと、ボールが飛ばなくなります。
コントロール性能を求める方は、フレームが薄めのラケットを選択し、ボールを飛ばしたい方、またはボールを飛ばす感覚を身に付けたい初心者の方は、フレームが厚めのラケットをおすすめします。
硬式テニスラケットランキング
おすすめの硬式テニスラケットをピックアップしました。
ここで解説したラケットの選び方を基準にご自身に最適なラケットを見つけてください。
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YONEX(ヨネックス) NEXIGA 50S(ネクシーガ)50S
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ヨネックス ナノフォース8Vレブ(前衛向け)
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ミズノ XYST T-01
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DUNLOP SRIXON X100S
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ミズノ DI-700
おすすめの軟式テニスラケットについてのまとめ
またプレーヤーのレベルも上がってきており、戦術も増えてきています。
同時にテニスラケットに搭載されているテクノロジーも日進月歩で進化しています。
自分に合った現代のラケットを選択することで、上達スピードもテニスの質も大きく変わります。
本記事で解説した内容を参考に、あなたに合ったラケットが見つかれば嬉しいです。
それでは良いテニスライフを!
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