テニスの試合を経験したことある人なら誰しもが過度の緊張状態になってしまい、試合に集中できない状態に陥ったことがあると思います。
普段の練習であれば、何も意識せずに打てるショットが、なぜか入らない。
自分のコートが広く感じ、相手のコートが狭く感じる。
スイートスポットに当たらない。
など、メンタルの不調和は、確実にパフォーマンスを低下させてしまいます。
本記事では、テニスの試合や、緊張感が必要な場面で、上手くメンタルをコントロールし、パフォーマンスをアップさせる方法を伝授いたします。
肝心なときに緊張して実力が発揮できない人は、ぜひ参考にして見てください。
あなたのメンタルに変革をもたらします。
試合や大事な局面でメンタルをコントロールするテクニック
腹式呼吸で緊張をコントロール
息を吸うときにお腹を大きく広げ、吐くときにお腹を凹ますイメージで呼吸を行ってください。
腹式呼吸には、緊張を緩和させ、メンタルをリラックスさせる効果があると、科学的に証明されています。
特に息を吐く際に、より多くのリラックス物質が脳からでるため、5秒息を吸って、10秒吐くなど吐く時間を長めにとることを意識してください。
それだけで、心が落ち着いていく感覚を得られるはずです。
筋弛緩で強制的にメンタルをリラックス状態に
これは筋弛緩法といい、アメリカの新京成理学者ジェイコブソン博士により、創案されたリラクゼーション方法の一つです。仰向けに寝転んでください。
仰向けになった後、拳を強く握り全身に力をいれて、全身の筋肉を緊張状態にしてください。
その後、一気に力を抜きます。
これを繰り返すことで、意識的に緊張を取ることが可能です。
サイキングアップで闘争心をアップ
この方法はメンタルを鎮める方法ではなく、闘えるメンタルにもっていく方法です。リラックスさせる方法と、このサイキングアップをセットで行うことで、より効果的に試合で闘うためのメンタル、大事な局面で集中するためのメンタル状態を作り上げることができます。
軽快な音楽に合わせて体を動かして、ウォーミングアップし、徐々に自分の気持ちが高揚してくることを意識してください。
リズムに乗ることが大切なため、歌詞などを意識せずに、リズムに合わせてランニングやストレッチを行ってください。
アクティブなメンタル状態にさせることができます。
ミスで沈んだ気持ちを切り替える方法
ミスが続いたり、チャンスボールをミスしてしまうと、なかなか気持ちの切り替えができずに、ネガティブなメンタル状態をひきづってしまうことがあると思います。この場合におすすめしたいのが、意識的に自分の注意をそらし、集中を切り替える方法です。
注意の方法は、空を見るでも、靴紐を結ぶでもなんでも問題ありません。
プロの選手がよくやるのは、ガットの網目を直す方法です。
ミスしたら、ガットの網目を直して気持ちを切り替えてみましょう。
日常生活や練習でのメンタルトレーニングを忘れない
試合に近い感覚を持って練習に臨む
先にご紹介したのは主に、試合の直前や試合中に行うメンタルコントロールの方法です。しかし本当に大切なのは、普段の練習で、より試合に近い緊張状態で練習することです。
練習でも、リラックスしながらも、自分の闘争心を高め、本番の試合を意識しプレーすることを心がけてください。
ただ何も考えずに練習するのと、試合での緊張を意識して練習するのとだと、数ヶ月経過した後のメンタルの強さが全く違います。
本当にメンタルが強くなりたいなら、フィジカルを鍛える
科学的にも実証！筋トレがメンタルに変革をもたらす
科学的にも、筋肉を鍛えることが、不安感を減少させ、うつ病などに有効であることは世界中の研究機関で論文が発表されています。
筋トレをすることで、メンタルに良い影響を与える脳内物質が増加します。
筋トレでテストステロンが増加
テストステロンは、男性に多く分泌されるホルモンの一種です。
テストステロンが高いと、自信が出てきて、闘争心が溢れてくる状態になりやすいと言われています。
筋トレでドーパミンが増加
ドーパミンは、持ちが前向きになり、幸福感を感じる物質と言われており、ポジティブな精神活動が行われやすくなります。
もし本質的に、メンタルを強化したいのであれば、筋トレをお勧めします。
筋トレの記事も執筆していますので、ぜひご覧ください。
→テニスに必要な筋肉を鍛えれば、パフォーマンスが激変！テニスをレベルアップさせる上半身の筋トレをご紹介！
テニスメンタル強化についてのまとめ
テニスの試合で緊張してしまうことは誰でもあることだと思います。
プロ選手や全国で活躍するプレーヤーも確実に試合前や試合中もプレッシャーを感じ、緊張しています。
ただ彼らはその緊張をコントロールし、プラスのパワーに変えるのがうまいんです。
メンタルコントロールを身につけて、試合で緊張せず集中できるようになりたいですね。
それでは良いテニスライフを！
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