今回はセルビア・ベオグラード出身の男子プロテニス選手、ノバク・ジョコビッチの使用ラケット、シューズ、ストリングについてご紹介します。
ATPランキング自己最高位はシングルス1位、ダブルス114位。
ATPツアーでシングルス85勝、ダブルス1勝。身長188cm、体重77kg。
右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
愛称はノール。
とにかくテニス史のあらゆる記録を塗り替えている、まさしく超人プレーヤーです。
グランドスラムはロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルに並び歴代1位タイの優勝20回を記録しています。
ジョコビッチ、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルら3人を総称しビック3と呼ばれます。
すべてのグランドスラム大会で最低2回優勝する「ダブルキャリア・グランドスラム」の達成者。
マスターズ1000の9大会すべてで優勝する。キャリアゴールデンマスターズ達成者。
全豪オープン最多、最多連覇の3連覇、9回優勝。
ATPファイナルズを4連覇含む5回の優勝。ATPマスターズ1000では歴代最多優勝36回。
2011年にはオープン化以降男子6人目となる4大大会3冠達成。
2015年には史上初のATPマスターズ1000年間6勝、2度目の4大大会3冠を達成。男子史上3人目となるグランドスラム4大会連続優勝。
世界ランキング1位通算在位は歴代1位の337週、2014年7月7日から2016年11月6日まで1位に連続在位。
セルビア人初のグランドスラム優勝者でデビスカップ2010のデビスカップセルビア代表の優勝に貢献しました。
まさに現代テニス最強のプレーヤーです。
■この記事のPOINT
- ノバク・ジョコビッチのプロフィール
- ノバク・ジョコビッチの使用ラケット、ストリング、シューズ
- ノバク・ジョコビッチの使用ラケットのパーソナルスペック
- ノバク・ジョコビッチの来歴
- ノバク・ジョコビッチのスーパープレー動画
ノバク・ジョコビッチの最新使用ラケット、ストリング、シューズを紹介!
ノバク・ジョコビッチ プロフィール
名前:ノバク・ジョコビッチAshleigh Barty
国籍:セルビア
出身地:ユーゴスラビア・ベオグラード
誕生日:1987年5月22日
身長:188cm
体重:77kg
利き手:右
バックハンド:両手打ち
プロ転デビュー年:2003年
四大大会最高戦績・シングルス
ジョコビッチの四大大会(シングルス)での戦績を紹介いたします。全豪 | 優勝(2008・11-13・15-16・19-21) |
---|---|
全仏 | 優勝(2016・2021) |
全英 | 優勝(2011・14-15・18-19・21) |
全米 | 優勝(2011・15・18) |
キャリア自己最高ランキング
シングルス1位(2011年7月4日)ダブルス114位(2009年11月30日)
ノバク・ジョコビッチ 使用ラケット
HEAD Graphene 360+ Speed Pro Black
ノバク・ジョコビッチの使用ラケットは、HEAD Graphene 360 Speed Pro Blackです。
グランドスラム通算20勝目となりロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルと並んで歴代1位タイ記録を持つノバク・ジョコビッチが使用するHEAD Graphene 360 Speed Pro Blackは、新しいグラフィン360+ テクノロジーを伴い、スピード感あるゲーム展開に正確なコントロール性を求める上級トーナメントプレイヤーのために開発されました。
18/20ストリングパターンにより、速いゲーム展開時も高いコントロール性を誇ります。
HEAD Graphene 360+ Speed Pro Black
市販品のスペック
全長 | 27inch |
---|---|
重さ(フレーム) | 平均310g(フレーム) |
バランスポイント | 平均315mm |
フレーム厚 | 23mm |
ストリングパターン | 18×20 |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G2,G3 |
テクノロジー | Graphene 360+ |
ノバク・ジョコビッチの使用ラケットスペック
調べたところジョコビッチは、市販品とは異なるスペックのラケットを使用しているようです。ノバク・ジョコビッチはPT113Bと呼ばれるプロストックラケットモールドを使用しています。
Ti / iRadicalHEADラケットの型に基づいています。
ラケットは安定しているが柔軟性のあるフレームで、優れた精度、まともなパワー、そして小さめのスイートスポットを提供します。
ジョコビッチの使用ラケットスペック
全長 | 27.10インチ |
---|---|
重さ(フレーム) | 平353g(フレーム) |
バランスポイント | 平均360mm |
ストリングパターン | 18×19 |
フェイス面積 | 95平方インチ |
引用・参考:Tennis Nerd
ノバク・ジョコビッチ 使用ストリング
ノバク・ジョコビッチの使用しているストリングは、メインにBabolat Touch VS(旧商品名:VS Team)をポンド数は59ポンドで使用。クロスにはLuxilon Alu PowerRoughを56ポンドで使用しているようです。
参照元:Tennis Nerd
Babolat Touch VS(旧商品名:VS Team)
シュリー・ジョコビッチの使用している縦メインストリングは、Babolat Touch VS(旧商品名:VS Team)です。契約プロのリクエストで開発されたスペシャルゲージ。
反発性を重視する競技プレーヤーに。
Luxilon Alu PowerRough
ジョコビッチの横クロスストリングはLuxilon Alu PowerRoughを使用。ストリングはパワー抜群のALU POWER に凹凸をつけることで、ナチュラルなスピン性能とソフトフィーリングを向上したモデル。
Luxilon Alu PowerRough
posted with カエレバ
ノバク・ジョコビッチ 使用テニスシューズ
ASICS アシックス COURT FF NOVAK L.E.
ジョコビッチの使用しているテニスシューズは、ASICS アシックス COURT FF NOVAK L.E.です。日々の練習に対応する耐久性と反射的な動きへのサポート力を追求した、ハードコートをメインとするオールコート用のテニスシューズです。
メッシュ素材に樹脂加工を施したアッパー構造により、耐久性と足の動きに対する追従性を両立。ミッドソールには、軽量性とクッション性を兼ね備えるFLYTEFOAM&tradeを採用。
アウターソールは、接地面幅を広げることで横方向への安定性を追求しています。さらに、前足部とかかと部にGEL&tradeを内蔵することで衝撃緩衝性に優れ、スピード感ある動きをサポート。
エントリーから試合まで、広く活用できる汎用性に優れた一足です。
ノバク・ジョコビッチ 来歴
テニスを始めたのは4歳
ジョコビッチは、4歳からテニスを始めました。ジョコビッチの父親は元プロスキー選手で、優れたサッカー選手でもあり、現在はセルビア国内でピザとクレープのレストランを経営しています。
ジョコビッチのプロ転向は2003年
2003年に16歳でプロ入りし、2004年から男子テニス国別対抗戦・デビスカップセルビア・モンテネグロ代表選手になりました。2005年から4大大会に出場し始めたジョコビッチは、デビュー戦の全豪オープンでは1回戦でマラト・サフィンに完敗。
その後、ウィンブルドンと全米オープンの2大会連続で3回戦に進出。
2006年 ツアー初優勝
全仏オープンベスト8進出をきっかけに、ジョコビッチは急成長を始めます。世界ランキング63位のノーシード選手だったジョコビッチは、2回戦でフェルナンド・ゴンサレス、3回戦でトミー・ハースといった強豪選手たちを破って勝ち進むと、準々決勝で昨年の同大会優勝者ラファエル・ナダルとの対戦中に腰を痛め、6-4, 6-4と2セットを先取された後で途中棄権を余儀なくされました。
全仏オープンで8強進出の後、ジョコビッチはウィンブルドンでも2回戦でトミー・ロブレドを破り、第7シードのマリオ・アンチッチとの4回戦まで進出。
ウィンブルドンの終了直後、7月中旬に開かれたオランダ・オープンの決勝でニコラス・マスーを破り、ツアー初優勝を達成。
2007年 全米準優勝 世界3位
マイアミ・マスターズ決勝で、フェデラーを下して勝ち上がって来たギリェルモ・カナスを破り、大規模トーナメント群であるATPマスターズシリーズ初優勝を達成。8月第3週のロジャーズ・カップの準々決勝で当時世界ランキング3位のアンディ・ロディック、準決勝で同2位のナダル、決勝で同1位のフェデラーを倒し、ATPマスターズシリーズ2勝目を挙げ、シングルス・ランキングで3位に上昇。
全米オープンで初めて4大大会決勝に進出したが、フェデラーに6-7(4), 6-7(2), 4-6のストレートで敗れて準優勝に終わりました。
2008年 全豪オープン初優勝
全豪オープンで、ジョコビッチは準決勝でフェデラーに7-5, 6-3, 7-6(5)のストレート勝ちを収め、フェデラーが2005年ウィンブルドンから続けてきた4大大会連続決勝進出歴代1位記録を「10」で止めます。
決勝戦では世界ランキング38位のノーシードから勝ち上がったジョー=ウィルフリード・ツォンガを4-6, 6-4, 6-3, 7-6(2)で破り、20歳8ヶ月でグランドスラム初優勝を達成。
これはセルビア出身のテニス選手として、最初の4大大会男子シングルス優勝となりました。
2010年 全米準優勝 世界2位を記録
全米オープンでは初戦でフルセットを戦うもその後は順調にストレートで勝ちあがり、準決勝でフェデラーと4年連続となる対戦を実現。5-7, 6-1, 5-7, 6-2, 7-5でついにフェデラーを破り3年ぶりに決勝進出を果たしますが、雨で1日順延した決勝ではナダルに4-6, 7-5, 4-6, 2-6で敗退。12月にベオグラードで開催されたフランスとのデビスカップ決勝ではシングルスでジル・シモンを6-3, 6-1, 7-5、ガエル・モンフィスを6-2, 6-2, 6-4で破り、セルビアの初優勝に貢献。
2011年全豪オープン優勝
全豪オープンでは準決勝でフェデラーを7-6(3), 7-5, 6-4で破り決勝に進出、決勝ではマリーに6-4, 6-2, 6-3で快勝し、3年ぶり2度目の優勝を果たしました。これを皮切りにドバイ・テニス選手権でもフェデラーを破り優勝、さらにBNPパリバ・オープン、マイアミ・マスターズの両マスターズも制覇し年初のハードコートシーズンの成績を24勝0敗としました。
2012年 全豪2連覇 世界1位陥落と奪還
全豪オープンでは決勝でナダルを5-7, 6-4, 6-2, 6-7(5), 7-5で破り2年連続3度目の優勝。試合時間は5時間53分で全豪最長記録であり、4大大会決勝最長記録となりました。
ATPワールドツアー・ファイナルズではラウンド・ロビン3戦全勝で準決勝に進出。
準決勝でデルポトロを下し、決勝ではフェデラーに7-6, 7-5で勝利し4年ぶり2度目の優勝を果たしました。
年間最終ランキング1位。
2013年 全豪3連覇 世界1位陥落
全豪オープンでは、決勝でマリーを6-7, 7-6, 6-3, 6-2で破り優勝。
オープン化後では初の全豪3連覇を成し遂げます。
全仏オープンでは準決勝で第3シードのナダルに4-6, 6-3, 1-6, 7-6, 7-9で4時間37分に及ぶ激戦の末敗退。
続くウィンブルドンでは、準決勝でデルポトロとの4時間43分に及ぶフルセットの激戦を制して決勝進出。
決勝では2年連続の決勝進出を果たした地元勢のマリーに4-6, 5-7, 4-6で敗退し準優勝に終わります。
2014年 ウィンブルドンV2 世界1位復活
全豪オープンでは、準々決勝で大会優勝を果たしたスタニスラス・ワウリンカに6-2, 4-6, 2-6, 6-3, 7-9の激戦の末敗退。これにより4大大会連続ベスト4進出が14大会(歴代2位)で止まり、昨年の全米オープン後から続いていたマッチ連勝も28連勝でストップすることとなりました。
また、両者は前年の4回戦でも5時間を超える試合を戦っていたが、この試合ではワウリンカの攻撃的なテニスに屈する形となります。
全仏オープンで決勝へ進みナダルと対戦しますが、6-3, 5-7, 2-6, 4-6で敗退。
2012年に続き、またもキャリア・グランドスラム達成を阻まれる形となりました。
ウィンブルドンでは、決勝で4時間に及ぶフルセットの激戦の末にフェデラーを下し、3年ぶり2度目の優勝を果たします。
全米オープンでは準決勝まで進むものの錦織圭に敗退し、5年ぶりに決勝進出を逃すこととなった。
2015年 全豪・WB・全米3冠 再び
全豪オープンでは、決勝でマリーと対戦。
2人の4大大会決勝は5度目、全豪では2年ぶり3度目となる。
結果はジョコビッチがマリーを7-6(5), 6-7(4), 6-3, 6-0で破り2年ぶり5度目の優勝。
全豪オープンの優勝5回は1960年代に活躍したロイ・エマーソンの6度に次いで史上2位、1968年のオープン化以降ではフェデラー・アンドレ・アガシの4度を抜き最多。
グランドスラム通算優勝8回はアンドレ・アガシ、ジミー・コナーズらに並んで歴代8位タイ記録。
生涯グランドスラムを懸けて迎えた全仏オープンでは、準々決勝で5連覇中のナダルに7-5, 6-3, 6-1で勝利。
ナダルに全仏で勝利した選手は2009年のロビン・セーデリング以来6年ぶり2人目。
準決勝でライバルのマリーをフルセットの末破り決勝に進出したが、決勝でスタン・ワウリンカに6-4, 4-6, 3-6, 4-6で破れ2年連続3度目の準優勝。
連勝は28でストップし、生涯グランドスラムも達成できませんでした。
ウィンブルドンでは4回戦でケビン・アンダーソンに苦戦を強いられたものの6-7, 6-7, 6-1, 6-4, 7-5のフルセットの激闘を制す。
そして決勝では2年連続でフェデラーと対戦し7-6(1), 6-7(10), 6-4, 6-3でフェデラーを倒し、2年連続3回目の優勝を飾りました。
全米オープンでは準決勝でディフェンディング・チャンピオンのマリン・チリッチに6-0, 6-1, 6-2で大勝。
決勝でフェデラーに6-4, 5-7, 6-4, 6-4で勝ち4年ぶり2度目の優勝。
この時点でこの年の年間最終1位が確定。
同年ATPワールドツアー・ファイナルズでは第2戦でフェデラーに5-7, 2-6で敗れ、ラウンドロビンを2位で通過。
準決勝でナダルに6-3, 6-3で勝利。決勝で第2戦で敗れたフェデラーに6-3, 6-4で勝利し、ツアーファイナル史上初の4連覇を果たしました。
2016年 キャリアグランドスラム達成
全豪オープンでは4回戦のジル・シモン戦で100本ものアンフォースト・エラーを冒すなど苦戦するも、6-3, 6-7(1), 6-4, 4-6, 6-3のフルセットで勝利。準々決勝では錦織圭に6-3, 6-2, 6-4で勝利、準決勝ではフェデラーに6-1, 6-2, 3-6, 6-3で勝利し、2年連続6度目の決勝進出。
決勝戦ではマリーに 6-1, 7-5, 7-6(3) とストレート勝ちで優勝。
全仏オープンでは4回戦が2日連続で雨天サスペンデッドになるなど、天候に悩まされながらも決勝に進出。
マリーとの大一番では第1セットを失うも第2セットからは連続でセットを獲り、3-6, 6-1, 6-2, 6-4で勝利。
全仏オープン初優勝と同時に男子ではラファエル・ナダル以来のキャリア・グランドスラムを達成。
またグランドスラム4大会連続優勝のノン・カレンダー・イヤー・グランドスラムも達成。
通算獲得賞金が史上初めて1億ドルを超えた選手となりました。
2017年 怪我との闘い トップ10陥落
3連覇を目指した全豪オープンでは2回戦でデニス・イストミンに6-7(8), 7-5, 6-2, 6-7(5), 4-6で敗戦。この年、年間最終ランキングは12位まで下がり、10年以上ぶりにトップ10から陥落。
この年コーチにアンドレ・アガシを招いており、また引退を表明したラデク・ステパネクもコーチ陣への参加を発表。ボリス・ベッカーの解任も併せ、コーチ陣の一新で巻き返しを図ります。
2018年 WB・全米2冠 キャリアゴールデンマスターズ達成 世界1位返咲き
全豪オープンで前年夏からの休養から復帰。2回戦でガエル・モンフィスを破り、同一選手との通算成績15勝0敗を記録。
3回戦でアルベルト・ラモス=ビノラスをストレートで破るが、4回戦で韓国の若手鄭現に6-7(4), 5-7, 6-7(3)でストレート負け。
右肘の手術で再び一時的な休養に入り、復帰後のBNPパリバ・オープン、マイアミ・オープンではダニエル太郎、ブノワ・ペールでそれぞれ初戦敗退。
第20シードとして出場した全仏オープンでは、第13シードロベルト・バウティスタ・アグートらに勝利し9年連続の準々決勝進出を成し遂げたもののマルコ・チェッキナートに敗れた。
一時、世界ランキング22位まで落ちます。
第12シードとして迎えたウィンブルドン選手権では、2年連続で準々決勝に進出。
第24シード錦織圭に13連勝を成し遂げ、2016年全米オープン以来のグランドスラム準決勝に進出。
準決勝では、世界ランキング1位・第2シードのナダルとの5時間以上に渡る接戦を6-4, 3-6, 7-6(9), 3-6, 10-8で制し決勝進出。
そのまま世界ランキング8位・第8シードのケビン・アンダーソンを6-2, 6-2, 7-6(4)のストレートで下し、ウィンブルドン4度目の優勝を果たしました。
全米オープンでは第6シードでの出場。
順調に勝ち上がり、準決勝では、4年前の同大会準決勝で苦杯を嘗めさせられた錦織圭を6-3, 6-4, 6-2のストレートで下しリベンジを達成するとともに対錦織戦の連勝を14に伸ばし決勝進出。
決勝はナダルの棄権により勝ち上がったフアン・マルティン・デル・ポトロを6-3,7-6(4),6-3のストレートで下し、全米3回目、グランドスラム通算14回目の優勝を飾りました。
2019年 全豪V7 ウィンブルドンV5
全仏オープンは、準々決勝でアレクサンダー・ズべレフを破ってベスト4入りしましたが、準決勝でティームに2-6, 6-3, 5-7, 7-5, 5-7の中断をはさんだ2日間にわたる戦いの末敗退。ウィンブルドン選手権は、準決勝で2連敗中だったロベルト・バウティスタ・アグートに勝利して決勝に進出。
決勝ではフェデラー相手に2度のマッチポイントを握られながらも、大会初となる最終セット12-12後のタイブレークを制し、7-6(5), 1-6, 7-6(4), 4-6, 13-12(3)で2度目の同大会2連覇。
2020年 全豪V8 ATP杯初優勝 全米失格
新型コロナウイルス感染症流行の影響でツアーが中断される中、6月に自身主催の慈善大会アドリア・ツアーを故郷のベオグラードからスタート。ツアー再開後の初戦、ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは決勝でミロシュ・ラオニッチを下して優勝し、「ダブルゴールデンマスターズ」を記録。
全米オープンでは、3回戦まで順調に勝ち進みましたが、4回戦(ベスト16)でカレーニョ・ブスタと対戦中に、第1セットで自身のサーブを5-6でブレイクされた直後に放ったボールが線審に当たり、失格。
USTAは、ジョコビッチの本大会での獲得賞金とポイントの取り消しを発表した。2020年シーズン開始以来の連勝は26でストップ。
全仏オープンは4年ぶりの決勝進出もナダルに敗れ準優勝。ATPファイナルズはベスト4。また、ピート・サンプラスに並ぶ史上最多タイとなる6度目となる年末1位を確定。
2021年 歴代最長1位在位記録樹立 ダブルグランドスラム達成 グランドスラム20勝
全豪オープン、3回戦でテイラー・フリッツをフルセットの末振り切るも、腹筋の筋断裂。
それでもラオニッチやズべレフ、準決勝で予選上がりのアスラン・カラツェフを下して決勝進出。
決勝では、昨季のATPファイナルズで敗れているダニール・メドベージェフを7-5, 6-2, 6-2のストレートで破る貫禄の勝利で、2度目の3連覇・9度目の大会制覇。
3月8日付けのATPランキングで1位の在位期間を通算311週に伸ばし、フェデラー(310週)が持つ歴代最長1位在位記録を更新。
全仏オープンでは、準決勝でナダル相手に3-6, 6-3, 7-6(4), 6-2で6年ぶりに勝利し、彼に全仏3度目の土をつけて2年連続の決勝進出。
決勝ではステファノス・チチパスと対戦し、6-7(8), 2-6, 6-3, 6-2, 6-4の大逆転で下し、全仏2勝目にして52年ぶりの「ダブルグランドスラム」を成し遂げました。
ウィンブルドン選手権でも絶対的な強さを見せ、失セット1で決勝に進出すると、決勝でもマッテオ・ベレッティーニを6-7(4), 6-4, 6-4, 6-3で下し、3連覇を達成。
また、グランドスラム通算20勝目となりロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルと並んで歴代1位タイに浮上。
2週間後の東京オリンピックでは、圧倒的な強さで地元の錦織圭らを下して順当に4強入りしましたが、準決勝でズベレフに6-1, 3-6, 1-6で敗退。
パブロ・カレーニョ・ブスタとの3位決定戦ではフラストレーションを爆発させ、ラケットを客席に放り投げたり(無観客)、破壊したりと大荒れの様子で試合に敗れ、メダルを逃してしまいました。
引用・参考:wikipedia
ノバク・ジョコビッチのスーパープレー
10 MINUTES OF: Novak Djokovic ‘Beast Mode’ Tennis
ジョコビッチのツアーでのスーパープレーをATPが約10分間にまとめています。まさに「ビーストモード」。
これぞに世界バンバーワン。
すべてのポイントが「なんでそんなショットが打てるの?」といったショットです。
Roger Federer vs Novak Djokovic: Best ATP Rallies Ever
ジョコビッチとフェデラーのATPツアーでのベストラリーがまとまっています。まさに超人と超人。
このラリーはすべて必見です。
硬式テニスラケット選びのポイント
プロ選手と同じラケットを使用したいけど、自分に合っているラケットはどんなラケットなのか知りたい方も多くいると思いますので、硬式テニスラケットの選び方のポイントについても解説いたします。ラケットの重量
ラケットの重量は、以下の3つのことを覚えておけば、自分が選択するラケットが軽めなのか、重めなのかの判断をすることができます。ラケット重量の基準
- 270g以下が軽量のラケット
- 285g〜305gが男性標準のラケット
- 310q以上が重いラケット
バランスポイントについて
バランスポイントというのは、グリップエンドから、ラケットの質量中心、すなわち重心までの距離を示した数値になります。
簡単に説明すると、数値が大きいほどトップヘビーのラケット、数値が軽いほどトップライトのラケットとなります。
重量が軽いのと、扱いやすさは異なる
ラケットの重量について先述してますが、重量が軽いからといって、操作性が良くなり、スイングがしやすくなるわけではないのです。
ラケットのスイングのしやすさ、操作性には、重量以外に、バランスポイントが大きく関係してきます。
大まかに以下の数値が基準となります。
- トップヘビー:325mm以上
- トップライト:315mm以下
トップヘビーのラケットは、重心がラケットの先端にあるので、遠心力を使ったスイングがしやすくなるというメリットがあります。
デメリットしては、テイクバックやボレーなど、細かい動作がやりづらく感じる場合があります。
トップライトのラケットは、重心がグリップ側によっていて、操作性が良く、ラケットの取り回しがやりやすくなります。
ラケットの重量とバランスポイントの関係で、スイングのしやすさ、操作性の感じ方が変わります。
実際に、ラリーやボレーをしてみて、感覚を試すのが、自分に合ったラケットを見つける近道になります。
フェイスサイズ
ストリングを張っているラケットの面の大きさをフェイスサイズと呼びます。
以下の数値が大小の基準になります。
- 大きめのフェイスサイズ:110インチ以上
- 標準のフェイスサイズ:95インチ〜110インチ
- 小さめのフェイスサイズ:95インチ以下
大きめのフェイスサイズだと、当然ボールが当たる面積が広がるため、ストロークやボレーで面に当てやすくなります。
小さめのフェイスサイズだと、ボールを当てるのが、フェイスサイズの大きいラケットより難しくなりますが、振り抜きが良くなるというメリットもあります。
すでにフォームも固まっている、経験者のプレーヤーは、フェイスサイズの小さいラケット、大きいラケットを試してみて、自分のプレースタイルに適したフェイスサイズをチョイスしてみてください。
フレーム厚
フレーム厚は、以下の数値を基準としてください。
- 28mm以上:厚いラケット
- 22mm〜28mm:標準ラケット
- 22mm以下:薄いラケット
フレームが厚いほど、ボールが飛ばしやすくなります。薄いラケットだと、ボールが飛ばなくなります。
ボールを飛ばす感覚を身につけたい初心者のプレーヤーには、フレームが厚めのラケットを使用し、まずはボールを飛ばす感覚を身につけることをおすすめします。
逆にボールが飛びすぎてしまうと感じているプレーヤーは、フレームの薄いラケットを試してみることをおすすめします。
硬さ
カタログ上でみないこともありますが、RAという数値が掲載されている場合、それはラケットの硬さを示しています。数値が大きいほどしなりが少ない硬いラケット、数値が小さいほどしなりが大きい柔らかめのラケットとなります。
具体的な例でいうと、弾きがいい、球離れがいいと言われているBabolat PURE DRIVEのRA数値が72、コントロール性能が高いと言われるピュア ストライク VS ツアーがRA数値 67となっています。
フレームの厚さや、ストリングによっても感覚は変わりますが、RA数値もラケット選びの参考にするといいでしょう。
実際に試打するのが大切
最も重要な打球感
ラケットのスペックについて記載しましたが、スペックはある程度ラケットを絞るための指標と考えてください。本当に大切なのは実際に打ってみることです。
自分が試合で使うショットは一通り打ってみてください。
ベースとなるストロークはもちろん、スライス、サーブ、ボレー、スマッシュなど、あらゆるプレーを試すことをおすすめします。
これまでフェイスサイズが大きく、フレームが厚めのラケットは避けてきたが、打ってみたら、楽にプレーできるし、フェイスサイズが大きめでフレームが厚めのラケットが良くなるというケースも珍しくありません。
ある程度自分のレベルや好みに合わせてスペックを絞ったら、あとは試打あるのみです。
ストリングも自分の貼りたい素材のストリングを指定のポンド数で貼るのが理想ですが、難しければストリングは指定できなくても問題ありません。
試打するだけで、大まかな感覚を把握することができます。
ノバク・ジョコビッチのSNS
まとめ
今回はノバク・ジョコビッチの使用ラケット、ストリング、シューズについてご紹介しました。グランドスラム優勝回数20回。
まさに現代テニスの王者と呼べる選手ですよね。
ジョコビッチがどこまで記録を伸ばすのか、これからも注目していきたいと思います。
それでは良いテニスライフを!
スポンサーリンク